TOEIC970点取った経験者が教える英会話力強化にあたって知っておくべきこと

「英語ペラペラ」というのは、多くの人に取って憧れのある響きだと思います。

英語コンプレックスが強い日本人に取って、誰かが外国人と流暢に英語で会話をしている姿を見ると、それだけで「すごい」とか「かっこいい」とか思いがちですね。

 

他の記事で、英語はどこまで独学で身につけられるのかについて書きましたが、「英会話」と「英作文」、この2つだけは残念ながら学習のどこかの時点でネイティヴ、あるいはネイティヴと同等の英語力を持った人の助けを借りる必要があります。

いくら大量の英文に触れていても、「英語的な発想」というものは指摘されて初めて気がつくことも多いものです。

 

ただ、実際にネイティヴ相手に英会話の練習をすると、「どうもうまくいかないな・・・」と思うことは多いかと覆います。

英会話力を向上するに当たっては押さえておくべきポイントがいくつかあります。

会話の練習法や決まり文句といった類は市販の本にいくらでも書いてありますので、ここではそういったテクニックそのものではなく、学習に当たって出会う様々な「お悩み」への対応方法について触れます。

 

 

1.いつまでも単語を並べただけのぎごちない会話から抜け出せない。

Photo credit: susivinh on VisualHunt / CC BY-ND

 

例えば、文法知識でよく分からない部分があるのにそれを放っておいたままひたすら会話の練習を繰り返す、といったことがないようにしてください。

例えば、仮定法や分詞構文を自在に使いこなせないのなら、その部分については参考書等を使いながらしっかり身につけましょう。

 

文法知識があいまいなままだといつまでもブロークンな英語を脱することができません

一般的な英会話スクールでは文法書に載っているような詳細な文法の説明はしてくれませんので、参考書等を使って自分でしっかり学習しましょう。

 

別の記事でも書きましたが、英会話スクールは独学で学んだ知識を「試す」、あるいは「練習する」場です。

「英会話スクールが英語学習の全て」といった状態に陥らないようにしましょう。

 

 

2.自分の考えをうまく言葉にできない。

 

「英語ペラペラ」に憧れるのはいいとして、では「ペラペラ」の中身は、なにをしゃべるか具体的にイメージできていますか?

「話す中身」がなければ会話は成立しません。大人の英会話としては、「どうやって話すか」に加えて「何を話すか」が重要です。

 

日本人はその奥ゆかしさから、自分の意見をはっきり述べることに遠慮する傾向があります。

特に英語は論理的な言語ですので、日本語特有の曖昧な言い回しでは言いたいことがうまく伝わりません。頭の中で考えていることを相手にわかりやすい話として組み立てる訓練をしましょう。

これは日本語でも構いません。普段からニュースなどを見た時に、自分なりの意見を形成する癖をつけましょう。

例えばブログで自分の思いを書いてみたり、その他のSNSで情報発信することもおすすめです。

 

 

3.英作文はできても口に出してしゃべろうとすると言葉がなめらかに出てこない。

 

私は英語で外国人対応やプレゼンテーションをしなければいけなくなると、その数週間前から毎日適当なテキストを選んで「音読」の練習をします。

また、海外から帰ってきた時など、しばらくの間は口から英語がなめらかに出て、いつもより「ペラペラ」になったように感じますが、しばらくすると元に戻ってしまいます。これは海外にいると英語に口が慣れるせいだと思っています。

 

英語と日本語では使う口の筋肉が異なります

思ったように口が動かないと言葉も出てきにくくなります。英語の発音練習は継続的に行いましょう。

音読練習用のテキストは常用するものを何か買っておくといいと思います。

 

 

4.「英語で考えろ」って言われたんだけど、難しい・・・。

 

よく英会話上達のコツとして、「英語で考える」ということが挙げられます。

単純に言えば犬が歩いているのを見て、とっさに「犬」と頭に思い浮かべてからそれを「dog」と訳すのではなく、犬を見た瞬間に「dog」が思い浮かぶようにしなさい、というものです。

 

同じ理由で辞書も英和辞典より英英辞典を使いなさい、という意見もよく目にします。

最近の学校教育で英語の授業を全部英語でやろうとしているのもこの考え方の一環でしょう。

 

これらの考え方は、理屈としては正しいと思いますが、私は無理に英語で考えようとしなくてもいいと思います。

英語で考えられるようになるのはかなり実力がついてからの話です。最初から英語で考えなければいけないと思うと疲れてしまうでしょう。

 

ビジネスで必要とされるレベルの会話であれば、最初のうちは無理せずにいったん頭の中で日本語で考えてからそれを英語に訳すというやり方でも構わないと思います。

実力がついてくれば自然と日本語の入る余地が少なくなっていきます。

 

 

5.日本語で思いついた言葉がうまく英語に訳せない。

 

これは前項で書いたことと矛盾しているように思われるかもしれませんが、この項で伝えたいのは「和文英訳になるな」ということです。

 

例えば、「物価が上昇基調にある」という日本語を思い浮かべた時、これを英語で伝えようとして、

「えーと、『物価』だから『prices of products』かな?『基調』ってなんて言うんだろう?『基調講演』は『keynote speech』とか言うけど、これじゃないよな。『trend』?」

なんて考えていたら会話になりません。単純に「Prices have been rising.」で通じます。

 

要は「和訳」するのでなく、「日本語の『意味』を伝えるには何と言えばいいか」を考えることです。

 

 

「日本人の英語」とは?

 

英会話スクールで時々こんな人を見かけます。

・やたら英語に変な節をつけて話す(きっとその人には英語がそう聞こえているのでしょう)

・リアクションがやたらオーバー

・テンションが高い

・面白くもないジョーク(?)を連発して周りを白けさせる。

こういう人は日本人としてのアイデンティティを見失っているように見えます。

 

「英語ペラペラ」になるというのは、決してネイティヴの「モノマネ」をしろということではありません。

日本人の英語とは、日本人の民族的・文化的特性を活かし、やたら自己主張が激しいだけでなく、相手の意見も尊重しながら冷静に妥協点を見出していける、そんな英語ではないでしょうか。

 

私達が「日本人として」英語を学ぶ意味を忘れないようにしたいものです。

 

 

英会話上達に向けたおすすめ講座

最後に、英会話の勉強を続けていると、この記事で書いた以外にも学習方法等、様々な悩みに出会うと思います。

そんな時役に立ちそうな講座やスクールをTOEIC970点取った経験者のおすすめ講座 通学型英会話スクール編及びTOEIC970点取った経験者のおすすめ講座 オンライン・自習教材・スマホ活用編でもより詳しくご紹介していますので参考にしていただければ幸いです。

 

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TOEIC970点取った経験者が教える英会話力強化にあたって知っておくべきこと
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「英語ペラペラ」というのは、多くの人に取って憧れのある響きだと思います。英語コンプレックスが強い日本人に取って、誰かが外国人と流暢に英語で会話をしている姿を見ると、それだけで「すごい」とか「かっこいい」とか思いがちですね。 他の記事で、英語はどこまで独学で身につけられるのかについて書きましたが、「英会話」と「英作文」、この2つだけは残念ながら学習のどこかの時点でネイティヴ、あるいはネイティヴと同等の英語力を持った人の助けを借りる必要があります。いくら大量の英文に触れていても、「英語的な発想」というものは指摘されて初めて気がつくことも多いものです。 ただ、実際にネイティヴ相手に英会話の練習をすると、「どうもうまくいかないな・・・」と思うことは多いかと覆います。英会話力を向上するに当たっては押さえておくべきポイントがいくつかあります。会話の練習法や決まり文句といった類は市販の本にいくらでも書いてありますので、ここではそういったテクニックそのものではなく、学習に当たって出会う様々な「お悩み」への対応方法について触れます。
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学びのブログ
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morinoue

森之上 雄一(もりのうえ ゆういち) 海外生活経験なし、仕事でも英語を使う機会はほとんどないという環境の中、独学で英検1級、TOEIC970点取得。英語学習の魅力に取り憑かれ、ライフワークとして「日本人としての英語力」強化に取り組み中。現在「DMM英会話なんてuKnow?」(https://eikaiwa.dmm.com/uknow/)アンカー、出版翻訳経験あり。現在BPO系企業に勤務中。
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