英語学習に必要な「道具」とは

改めて「英語学習に再チャレンジするぞ!」と意気込んでみたものの、最初はまずどこから手を付けたらよいのかととまどってしまうこともあるのではないでしょうか。

学生時代であれば授業のカリキュラムが組まれ、教科書も指定されていました。でも社会人になってから学習を再開しようと思ったら全てを自分で準備しなければなりません。

今回は、英語学習にあたってそろえておくべき「道具」について考えてみたいと思います。

 

1.教材

読書をする女性

まずは学習の対象となるテキスト類です。

こちらは用途別に複数用意しましょう。

 

(1)リーディング用テキスト

英語学習の基本はリーディングです。

学習の目的が英会話能力の向上だったとしても、英会話のダイアローグを一所懸命練習するだけでは実力はつきません。

英文の多読が非常に重要なものになります。

 

リーディングのテキストとしては、本屋さんで中身を見て、自分に興味が持てそうな内容かつ、1ページに5~6回程度辞書を引かないと完璧には理解できない程度のものを選ぶのがいいかと思います。

このぐらいの難易度ですとボキャブラリーを増やすのにも使えますし、わからない単語を少々読み飛ばしてもなんとか意味が取れますので、速読の練習にも使えます。

数行おきに辞書を引かないと意味が取れないようなテキストだと息切れしてしまって続かなくなりますし、辞書を全く引く必要がないようだと実力がつきません。

 

また、最初のうちはあまり量が多すぎるものも避けましょう。

初級者がいきなりペーパーバックに挑戦するのはあまりおすすめしません。途中で放り出してしまう可能性が大きいと思います。

「少し努力すれば読みこなせる」ぐらいのものを選びましょう。

 

もちろん、中級者~上級者のみなさんは市販のテキストにこだわらず、英字新聞や雑誌、小説等をテキストに使うのでも一向に構いません。

 

(2)音読用テキスト

リーディングとともに英語力向上に効果のある学習方法としては「音読」があります。

こちらは単語1つ1つの発音を意識しながら、何度も繰り返して読み上げることによって英語のリズムを体に覚えこませるのが目的です。

 

従って、リーディングのテキストよりは難易度が低めで、短めの文章がたくさん収録されているものがよいでしょう。

音読の練習を始める前に辞書と格闘しなければならないようだと肝心な発音練習をする前に疲れてしまいます。

こちらは、できればCD等音声付きのものがおすすめです。

 

2.辞書

英語の辞書

教材とともに、英語学習の基本中の基本は辞書です。

最近はオンラインの辞書も充実し、特に「英辞郎」(https://eow.alc.co.jp/)などは2018年10月現在で収録語数200万語を超え、たいていの英文を読む際にはこれがあれば不自由しないものになっています。

 

ただ、それでも英語学習用としては昔から定評のある辞書を備えておくことをおすすめします。

やはりそれぞれの単語に関する解説は、定番の辞書の方が詳しく、用法や語源等を詳しく学習できるからです。

特に初級者の場合は、普段の学習には一般的な辞書を中心に使い、載っていなかった単語をオンラインで調べるのがいいでしょう。

 

私は時々実務系の翻訳をすることがあるのですが、英辞郎含めオンラインの辞書は新語などを手っ取り早く調べるのにはいいのですが、単語の本来の意味を理解して適切な日本語訳を考えるには通常の辞書の方が役に立つと感じています。

 

また、辞書については「英英辞典」は相当実力がつくまで必要ないと思います。

英英辞典を引いてそれを頭の中で和訳するぐらいなら、最初から英和辞典を引いてしまったほうがよほど効率的です。

 

3.紙の辞書vs.電子辞書

本を抱えた女性

最近は本当に便利な電子ツールが増えました。電子辞書もその1つです。

紙の辞書と電子辞書どちらがいいかという問題ですが、これは一概にどちらとは言い切れません。

 

私は電子辞書としては一応「プロ仕様」と言われているCASIOのXD-Z20000という機種を使っていますが、大いに重宝しています。

これは辞書だけでなく百科事典その他の辞典類も含めて200ぐらいのコンテンツが収録されているのですが、特に英語系の辞書が充実している製品です。

「リーダーズ英和辞典/リーダーズ・プラス」、研究社「新英+和大辞典」、「ジーニアス英和大辞典」、「ランダムハウス英和大辞典」という、翻訳作業には定番と言われる辞書がほぼ収録されていますし、英英辞典系も「オックスフォード新英英辞典」を始め充実しています。

 

電子辞書のおすすめの点は、携帯に便利であるという以外に、1つの単語を検索するとこうしたすべての辞書をすべて同時に検索してくれることです。

これが紙の辞書だったら大変な手間ですし、どれだけ大きな机が必要になるかわかりません。

 

ただ、紙の辞書にあって電子辞書にないものとしては「一覧性」があります。

紙の辞書だと調べた単語の前後に載っている単語も目に入りますので、周辺知識も身につけやすいというメリットがあります。

 

それからもう一つ、細かいことかもしれせんが、紙の辞書だと「使い込んでいく」という楽しみがあります。

第に増えていく書き込みや、薄汚れていくカバーなどを見ていくのは味わい深く、自分の努力を実感することができます。

 

 4.スマホ

スマホとコーヒーの画像

Photo credit: Coffee-Channel.com on VisualHunt / CC BY

今ではガラケー比率もだいぶ減ったとは思いますが、もしこれから英語学習に力を入れようと思っている方でまだガラケーを使っているという方がいらっしゃいましたら、ぜひスマホに機種変更することをおすすめします。

 

スマホを持っていても結局メールとWeb、あとはせいぜいLINEぐらいしか使っていないという人も私の周囲には見かけるのですが、もったいない話です。

スマホが英語学習に与える効果は計り知れません。

英字新聞や雑誌を始めとした様々な英語コンテンツを視聴できるのはもちろん、学習に便利なアプリも数多く提供されていますし、スマホを活用した英会話スクールも増えてきています。

特に時間を効率的に使いたいという方には必須のアイテムです。

 

5.筆記用具、ノート

勉強している人の手元

今では紙に文字を手書きするという機会も少なくなりました。

ビジネスマンの方はミーティング等の議事録も会議室にPCを持ち込んで直接キーボード入力しているという方も多いと思います。

 

でも、英語学習においては手書きの効果も小さなものではないと思います。

特に初級者のうちは単語のスペル等、「体で覚える」ことが大事です。

学習のノートもワープロソフトで整然と作成するのではなく、少々乱れた字でも臨場感たっぷりに書きなぐるぐらいの方が印象に残るものです。

ぜひお気に入りの筆記用具と学習用ノートを用意しましょう。

 

6.学習空間

手すりにとまるツバメPhoto credit: Allan Hack on VisualHunt / CC BY-SA

最後は「道具」というより「環境」の話かもしれません。

リスニングや発音練習など、英語学習に「音」はつきものです。従って、できれば気兼ねなく英語の音に触れられる空間が欲しいところです。

「聞く」だけならスマホやプレイヤーにヘッドホンを接続すればいいですが、できれば思い立った時に声を出す練習ができる空間が欲しいところです。

一人暮らしの方は問題ないでしょうが、日本の住宅事情では家族のいらっしゃる方には一番悩ましい部分かもしれませんね・・・。

 

まとめ

ハイタッチする男女

なんであれ、新しいことを始めるときはまず「形から入る」というのも一つの手です。

英語学習にしても最初に学習環境を一通り揃えてしまうと、モチベーションも上がります。

道具にもちょっとこだわって、学習をたのしみましょう。

 

また、ここまで英語学習についてご紹介してきましたが、つい『これをやればできるようになる!』という方法が欲しくなりますが、なかなかそうはいきません。

 

理由は、こうした方法はあくまで「取り組み方」「対処療法」を提供しているに過ぎないからです。

咳が出たら咳止め薬を飲み、頭が痛かったら頭痛薬を飲む、といったことを行っているだけで、咳や頭痛の原因を突き止めて適切な治療を行っているわけではありません。

 

いちばん大切なことは、あなたが今英語ができていない課題はどこにあるのか、今はどのようなレベルにあり、次は何をどのように勉強する必要があるのかをベストな方法で導いてくれることにあります。

 

まずはあなたの課題がどこにあるのか、きちんと見極めるようにしましょう!

Summary
英語学習に必要な「道具」とは
Article Name
英語学習に必要な「道具」とは
Description
社会に出て、改めて英語の必要性に気付いたという人は多いはず。しかし、社会人が英語学習を始めようとすると、参考書から学習のための道具まですべて自分で揃えなくてはいけません。ここでは、社会人の英語学習に必要な道具について解説します。
Author
Publisher Name
学びのブログ
The following two tabs change content below.

morinoue

森之上 雄一(もりのうえ ゆういち) 海外生活経験なし、仕事でも英語を使う機会はほとんどないという環境の中、独学で英検1級、TOEIC970点取得。英語学習の魅力に取り憑かれ、ライフワークとして「日本人としての英語力」強化に取り組み中。現在「DMM英会話なんてuKnow?」(https://eikaiwa.dmm.com/uknow/)アンカー、出版翻訳経験あり。現在BPO系企業に勤務中。
READ  独学でTOEIC970点取るためのネットの効果的な使い方 コンテンツ活用編