無料で相談できる!不登校に悩む親の会?知っておくべき相談場所5選


子供が学校に行かず不登校になってしまった場合、どこに相談すれば良いのかご存じでしょうか?

まずは担任の先生に相談することになりますが、担任の先生が児童心理学や不登校問題に精通しているとは限りません。また不登校の経験があったり、不登校の子供の親である場合もそう多くはないでしょう。

そこで、不登校になった場合に頼れる相談先を検討してみました。子供の不登校に悩む関係者はもちろん、フリーダイヤルを設置している相談先もありますので、不登校に悩む子供も参考にしていただければと思います。

 

学校にいるスクールカウンセラーってどうなの?

不登校に悩んだとき、担任の先生の次に身近にいるのがスクールカウンセラーです。スクールカウンセラーは、平成28年の時点で25,500校の公立小中学校に設置されています。

スクールカウンセラーになれるのは、臨床心理士・精神科医・大学教員などです。いずれにしても、児童心理学に詳しい専門家がカウンセリングにあたります。成績評価を行わない第三者であるため、相談しやすいのもメリットでしょう。

実際、「スクールカウンセラーに相談した生徒のほうが不登校の解消率・好ましい変化を含む好転率が高い」という北海道教育委員会の調査結果もあります。

学校で相談できるようであれば、検討したい相談先です。

 

全国の公立小・中学校にどのぐらいスクールカウンセラーを配置しているか、スクールカウンセラーがどのような相談を受けているかなどについての資料

全国の公立小・中学校にどのくらいの割合でスクールカウンセラーを配置しているか、スクールカウンセラーの配置人数や予算などについての資料

北海道でスクールカウンセラーを配置した中学校において、スクールカウンセラーの相談を受けた不登校児童のほうが、受けていない児童より好転率が高いとする資料

子供でも相談できる!フリーダイヤル設置の相談先

不登校の子供は、親や先生には打ち明けられない悩みを抱えていることもあります。そこで、子供でも相談できるようフリーダイヤルを設置している相談先をご紹介します。

 

フリーダイヤル設置の相談先①チャイルドライン
TEL:0120-997-777

「チャイルドライン」は、認定NPOが運営している18歳までの子供のための相談先です。相談に対応するのは、大人のボランティアです。相談するとき、名前や連絡先を言う必要はありません。フリーダイヤルも気が重いという場合は、1対1の無料チャットもできます(ただし定額プランでない場合はデータ通信料がかかります)。チャットの場合も、名前や連絡先を言う必要はありません。

 

フリーダイヤル設置の相談先②24時間子供SOSダイヤル
TEL:0120-078-310
「24時間子供SOSダイヤル」は、文部科学省が運営して運営している子供のための相談先です。相談に対応するのは、電話をかけた場所にある教育委員会の相談機関です。こちらも、相談するとき名前や連絡先を言う必要はありません。夜間や休日も含め、24時間対応しています。

 

フリーダイヤル設置の相談先③子どもの人権110番
TEL:0120-007-110

「子どもの人権110番」は、法務省が運営している子供のための相談先です。相談に対応するのは、法務局・地方法務局の職員か大人のボランティアです。こちらも名前や連絡先などを言わなくても相談できます。フリーダイヤルのほか、メールでも相談できます。

 

不登校の子供を持つ親同士の交流場所!全国の親の会

全国には、同じように子供の不登校に悩む親がいます。そこで、同じ悩みを持つ親同士で交流して支え合おうと、NPO法人「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」ができました。

このネットワークの一つに、「全国の親の会」というものがあります。北海道から沖縄までほぼ全都道府県に支部があり、様々な活動をしています。

「親の会」の参加者のほとんどは、不登校の子供を持つ保護者です。ですから、スクールカウンセラーのような専門的なアドバイスは期待できません。けれども、同じ悩みを抱えている人々と悩みを打ち明け合い、支え合うことで、心が楽になります。

参加した保護者からは、「実際に子供の不登校を経験した親から話を聞けるので心強い」「親が変わったことで子供も変わった」「親同士の親友ができた」という喜びの声があがっています。

不登校の子供の勉強方法や、不登校の子供を受け入れているフリースクール、進学可能な高校、就職先など、不登校に関する情報を幅広く共有できるというメリットもあります。

全国の親の会の問い合わせ先一覧

出席扱いになるメリットも!教育支援センター

不登校になった原因がイジメなど特定の原因であれば、それが解消されれば登校できるようになることもあるでしょう。

しかし中には、学校の一斉授業や暗記偏重の教育カリキュラム、非常に細かい身だしなみチェック、逃げ場のないクラス制度といった、日本の教育制度そのものに馴染めず不登校になっている子供もいます。

その場合は、スクールカウンセラー等に相談しても登校意欲が起きない可能性がありますので、教育支援センター(適応指導教室)に相談してみるのがオススメです。

教育支援センター等は、不登校の子供の教育を支援するため、主に市町村が設置しているものです。文部科学省の調査によると、平成27年の時点で約6割の自治体に設置されています。小学生から高校生まで、幅広く受け入れています。

教育支援センター等は不登校の子供の在籍校と連携しながら、公共施設などでカウンセリングや学習支援を行っています。在籍校の校長が許可すれば「出席扱い」になる、というメリットもあります。

教育支援センター(適応指導教室)が全国にどのぐらい設置されているか、月々の費用、どのぐらい出席扱いになっているかなどについての資料

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全国各地にあるフリースクールも要検討?入学相談も

教育制度が合わずに不登校になっており、カウンセリングを受けても登校意欲が起きないという場合、まずは教育支援センター等に相談してみるのがオススメです。

なぜかというと、市町村などの自治体が運営しているという安心感があるのに加え、同じく自治体が運営している学校との連携も取りやすいからです。

「出席扱い」になりやすいことや、営利目的ではないため給食費以外は月500円程度の出費ですむのもメリットでしょう。

ただ、教員や退職した元教員が学習支援にあたることが多く、「自習が多いけれども授業があることもあり、結構普通の学校と似ている」と語る経験者もいますので、子供によっては馴染めないこともあります。

その場合は、お近くのフリースクールに相談してみると良いでしょう。フリースクールは、様々な子供を受け入れる自由な校風が魅力です。実際、経験者からは「学校では苦しい思いをしていたが、フリースクールに通うことで解放された」との声が聞かれます。

自由な校風に加え、5割強が出席扱いになるのもフリースクールのメリットでしょう。

フリースクールに通い、高卒認定試験に合格して希望する大学に進学したケースもあります。

公的な支援がないため授業料が毎月33,000円前後かかるのがネックですが、家庭の事情によって、授業料免除や割引などをしてくれるフリースクールもあります。

NPO法人フリースクール全国ネットワークに加盟しているフリースクール一覧

全国のフリースクールの教育カリキュラムの内容、授業料、各種割引制度などについての資料


 

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まとめ

「親の会」のひとつである「星の会」を主催する加嶋さんは、「一人で悩めば堂々巡りになって自責の念に駆られ、行き詰まって子供への怒りにつながる」と指摘しています。

家にいて親と不登校の子供だけで向き合っていると、どうしても視野が狭くなりがちです。
「育て方が悪かったのだろうか」「隣の子供は学校に行っているのに」というように、親自身や子供を責める考えから抜け出せなくなると、親はもちろん子供も辛い思いをします。

ですから、ぜひスクールカウンセラーなどに対処法を聞いてみたり、「親の会」で悩みを打ち明けたりしてみてください。もし、子供が悩みを打ち明けられず悩んでいるようであれば、ご紹介したフリーダイヤルの相談先を教えてあげてください。

なお、「24時間子供SOSダイヤル」と「子どもの人権110番」は、不登校の子供を持つ保護者も利用できます。対面での相談は気が重い、という場合は検討してみてください。

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子供が学校に行かず不登校になってしまった場合、どこに相談すれば良いのかご存じでしょうか? まずは担任の先生に相談することになりますが、担任の先生が児童心理学や不登校問題に精通しているとは限りません。また不登校の経験があったり、不登校の子供の親である場合もそう多くはないでしょう。 そこで、不登校になった場合に頼れる相談先を検討してみました。子供の不登校に悩む関係者はもちろん、フリーダイヤルを設置している相談先もありますので、不登校に悩む子供も参考にしていただければと思います。
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ryoku

中学時代、いじめに遭うのを防ぐため必要以上に気を遣い、窒息しそうな毎日を送る。
普通高校に進学するも、我慢の限界がきて2年生のときNHK学園に転校。高校卒業後は私立大学に進学。
大学卒業後、図書司書や塾講師などを経験するなかで、子供を勉強嫌いにする日本の教育に改めて疑問を持つようになる。
現在、フィンランド教育やシュタイナー教育、七田式教育など、子供の才能を伸ばす教育を調べている。

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