テスト勉強はこうして乗り切る!中学生向けの暗記方法

テスト勉強に暗記はつきもの。しかし、子供たちが小学校で受けていたテストは、そこまで集中して暗記に時間を割かなくても解ける問題が多く、ほとんどの中学生は、中学になってから初めて本格的なテスト勉強における暗記に取り組み始めます。

ところが、中学になっていきなり始まる中間テスト・期末テストのテスト勉強では、一気に5教科分の暗記事項がふりかかってきます。特に、これまで九九や漢字などしか暗記に取り組んでこなかった中学1年生にとっては試練となります。また、部活動やその他の活動で忙しい2年生、3年生にとっても、限られた時間の中での暗記はかなり負担に感じる場合が多いようです。

それでも乗り切らなければいけないテスト勉強での暗記を、なるべく効率よく行えるようにするため、ここでは中学生のお子さん向けの暗記のしかたについてご紹介します。

 

漢字は意味を考えながらひたすら書いて覚える

国語のテストで意外と点数を稼げるのが漢字の読みと書きです。特に中学の中間テスト・期末テストにおいては、漢字の設問を完全制覇するだけで12~20点ほども取れることがあります。子供たちは、「漢字はなんとなく覚えているからそんなに勉強しなくても大丈夫!」とたかをくくっていることが多いのですが、先生たちも細かいところや意外な読み方がポイントとなる漢字を出題してくるので、実際テストになると正答できなかったという子がたくさんいます。

 

そこで、テスト範囲がわかったら、まず範囲内の文章から気になる漢字をピックアップして、すぐに書く練習を始めましょう。漢字には、さまざまな意味や読み方を含む部首やパーツで成リ立っている字が多くあります。それらの部首・パーツから漢字の意味を推測したり、漢字の組み合わせから熟語の意味を考えたりしながら書くと、漢検の学習にもなります。覚えるまではひたすら繰り返し書いて覚えることが大切です。

 

英単語は文字数を覚え、ブロックに分けて暗記!

英単語にも、国語の漢字のように実は意味のある部首・パーツのようなもの(接頭語・接尾語など)が存在します。しかしながら、英単語のほうは全般的に子供たちにとって漢字の部首のように目で見て分かりやすいものではないため、ひたすら書くだけではなかなか頭に入りません。特に文字数が多めの単語は、英語を学び始めて日が浅い中学生にとっては呪文のようにも見えて、覚えるのがいやになることもあるでしょう。

 

そんな時は、まず英単語の文字数を数え、さらにブロック分けして覚えることをおすすめします。

 

例えば、「yesterday(昨日)」という単語であれば、

 

・全部で9文字

・「yes」・「ter」・「day」の3つのブロック

 

というふうにとらえると、つづりを書くときに文字数の不足や過剰で書き間違いに気づくことができ、またブロックごとにつづりを頭に入れれば、全体のつづりで覚えるよりはるかに簡単に感じられるのです。

 

他にも、よく「長い曜日のつづりが覚えられない」という子がいますが、その場合も

・「Wednesday(水曜日)」・・・「Wednes」・「day」で、最初の部分が6文字

・「Thursday(木曜日)」・・・「Thurs」・「day」で、最初の部分が5文字

・「Saturday(土曜日)」・・・「Satur」・「day」で、最初の部分が5文字で、木曜日と同じ「ur」が含まれる

などと分解してとらえると、ぐっと取り組みやすくなります。

 

英語の時制はふだんから表を書いて説明してみる

 

国語と同じように、英語もただ単語が書ければそれでいいというわけではなく、文法を正しく理解してそれに沿ってが単語で文章を作らなければいけません。そんな英語の文法の中で、学生がテストに備えて最も学習しなければならないものの一つが〈時制〉です。

 

時制は、中学生なら現在形・過去形・未来形・現在進行形・過去進行形・現在完了形、高校生以上はこれに現在完了進行形・過去完了形・過去完了進行形・未来完了形・未来完了進行形などが入ってくるので、現在完了形までは中学の間にまとめておかないと大変なことになります。

そこで、時制を暗記するには、まず自分で一つの現在形の文章を作り、そこから覚えるべき時制に変化させて時制の表を作ってみる練習が有効です。

 

例えば、

 

現在形 You play soccer./ He plays soccer.

過去形 You played soccer.

未来形 You will play soccer./ You are going to play soccer.

 

というふうに作っていきます。

このようにして一つの表が完成したら、今度は違う動詞を使ってまた新たに表を作るのです。時制の暗記はパターンの暗記なので、中学生のお子さんにはこの方法が一番身につくと思います。

 

歴史の年号と出来事は語呂あわせが最強!

「鳴くよウグイス、平安京」という有名なフレーズ。昔中学校の社会で習った内容をはっきり思い出せなくなった大人でも、「なくよ=794年」ということだけは頭に残っていて、このフレーズを口ずさんだ瞬間に「あっ!794年は平安京遷都だ!」と気づくことができますよね。出来事の中身は別として、社会・歴史のテスト勉強メインとなる年号暗記は、とにかく語呂合わせが最強です。

中高生の学習用に年号の語呂合わせを集めた参考書もありますが、今はインターネット上でも個人が作った語呂合わせを掲載しているサイトやツイッターなどが手軽に見られます。

 

勉強方法の知識が豊富な家庭教師の先生には、こうした年号の語呂合わせをどんどん生み出し、日本史や世界史のエキスパートとなっている人もいます。「語呂合わせなんて子供だましじゃないかな?」なんて思わずに、子供たちのテスト前にはどんどん活用させていきましょう。

 

覚えにくい暗記は落ち着いてできるだけ何度もやろう!

もうすぐテストなのに、まだ暗記していない難しいものがたくさんある!集中力がないから覚えられない!とついつい焦ってしまって暗記をあきらめたくなる気持ちに陥ってしまった経験、ありませんか?人間はあわてるとパニックになって何も覚えられなくなってしまうのも事実ですが、実は人間の脳は、睡眠中に記憶する情報を整理しようと働いているのです。

 

脳の中の扁桃体・海馬という部分は人が眠る前に得た情報の整理を睡眠中に行い、その働きによって人は物事を記憶します。しかも、海馬は同じ情報が繰り返し送られてくると、その情報を優先的に記憶させるという特性があるそうです。また、扁桃体には感情を出す働きもあるため、興味を持って得た情報のほうが覚えやすくなるということが起きるわけです。

 

そこで、子供たちが難しい暗記に遭遇したら、あわてずに落ち着いて暗記部分をじっくり見て、数回に分けて繰り返しやるようにさせてみましょう。浅い眠りの時(レム睡眠時)にも海馬は働くので、子供たちに十分な勉強時間がない時は仮眠をとる前にも暗記させてみたらいいと思います。

 

まとめ

中間テスト・期末テストの経験がまだ浅い中学生にとって、5教科以上の暗記事項に一気に取り組むというのはなかなか大変なことだと言えます。しかし、高校受験や大学受験をこれから経験していくにあたって、暗記という作業をしっかり自分のものにしていくことはとても大切です。

 

もし、「自分一人で暗記に取り組んでいくのに自信がない」と子供たちが感じているなら、苦手な教科だけでも誰かの手助けを借りてみるのもいいと思います。1、2教科ならば、専門的につきっきりで教えてくれる家庭教師の先生にお願いして、二人三脚で暗記に取り組むのも有効です。暗記の進行具合を家庭教師の先生が常にチェックしてくれると、子供たちも、張り合いも出るし楽しく取り組めるはずです。

 

人間の脳が持つ暗記の働きは、ちょうど中学から高校にかけての時期が最もすばらしい働きをするそうなので、この時期に一生懸命暗記に励むことが子供たちの人生にとっても有意義なのではないでしょうか。

暗記の内容ごとにさまざまな工夫を凝らすことで、子供たちがこの先の受験勉強に備えられるようにさせたいものです。

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 テスト勉強に暗記はつきもの。しかし、子供たちが小学校で受けていたテストは、そこまで集中して暗記に時間を割かなくても解ける問題が多く、ほとんどの中学生は、中学になってから初めて本格的なテスト勉強における暗記に取り組み始めます。  ところが、中学になっていきなり始まる中間テスト・期末テストのテスト勉強では、一気に5教科分の暗記事項がふりかかってきます。特に、これまで九九や漢字などしか暗記に取り組んでこなかった中学1年生にとっては試練となります。また、部活動やその他の活動で忙しい2年生、3年生にとっても、限られた時間の中での暗記はかなり負担に感じる場合が多いようです。  それでも乗り切らなければいけないテスト勉強での暗記を、なるべく効率よく行えるようにするため、ここでは中学生のお子さん向けの暗記のしかたについてご紹介します。
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rain

現在は学習塾で高校・大学受験生の現代文・古典・英語・TOEIC・英検受験指導と、週に2日英会話教室で教えており、自らも大学生と高校生の子を持つ親として、親の立場で子供の学習や受験に悩んだ経験から得たものを、多くの方とシェアできたらと思っています。
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