【塾講師がこっそり教える】高校生の勉強のコツと親も知っておきたい学年別勉強法
高校3年間の勉強は、中学校での勉強とは異なり、より専門性の高い学力を身につけるのが目標です。
高校によっては、大学入試・専門学校入試を最終目標として3年間の勉強のカリキュラムを組んでいることも多いようです。
実際、大学・専門学校入試を受けるのに十分な学力を修得するには、高校3年時の1年間だけではおそらく足りないと思われます。
そこで、高校2年までの間に、少し先取りして受験に向けての勉強を始めることが必要なのです。
高校生は、自分なりに勉強の意義や目標設定をきちんと持っている子がいる一方で、周りの状況に流されて勉強のやり方をまだ確立できてない子もよく見られます。
高校生でも、勉強の仕方に関してはお子さん本人に全てを任せるのではなく、親御さんがそばで見守りながら、必要に応じて勉強のコツをアドバイスしたり話し合ったりする形でやっていくのがベストです。
ここでは、高校生の勉強に効果的な勉強のコツを、各学年に分けてご紹介します。
高校1年生向けの勉強のコツ
高校1年生の1年間は、高校入試直後の時期でもあることから、勉強から少し距離を置きたがる子も多くいます。
とはいえ、ここで勉強からお子さんが遠ざかったまま放置しておくと、後々支障が出てくることは難なく予想できます。
押し付けがましくならない程度に、高3の大学・専門学校入試など将来の進路に関する話題を、日々の家族の会話に取り入れてみましょう。
日頃からお子さんに〈勉強の必要性〉を意識させ、高1の学習をおろそかにしないようにするのが重要なコツの一つです!
そして、高校生でも親に定期テストの点数を報告させるよう、お子さんに言い聞かせることも必要です。
反抗期のお子さんには嫌がられることかもしれませんが、この時期の成績に親の目が行き届いている状態を保つことも、高校3年間の成績安定をはかるコツなのです。
高校1年生におすすめの勉強方法は?
高1の1年間では、各教科においてお子さんの学習進度が大幅に遅れたり理解不能に陥ったりすることがないようにすることが大切です。
特に数学・英語、古文の文法は、高1の初期での遅れをそのままにしておいた場合、それらが高3の学習で意外と大きな致命傷になる危険があります。
そのため、お子さんのテストの点数を確認してみてあまりに平均点から下に乖離している時は、早急に何らかの対策をしなければなりません。
高校1年生は、新しい部活動や学校行事などで帰宅時間が遅くなり、一人で勉強を頑張る心の余裕が持てなくなりがちです。
そこで、対策の一つとして、オンライン個別指導を入れるのも手だと思います。通常の個別指導塾で受けられる授業を、インターネット上で受けることができるオンライン個別指導は、忙しい高1生にとってたいへん有効です!
おすすめのオンライン個別指導
全国に180校展開している学習塾「松陰塾」によるオンライン個別指導システムです。
個別指導歴38年の指導方法〈ショウイン式〉を自宅で受講でき、基礎学力の向上や自立学習習慣の定着をはかることが可能です。
社会人講師によるテレビ電話を使った学習指導でお子さんのやる気を引き出します。
基本料金
・入塾金…20,000円 (インターネットからの入塾は8,000円)
・声掛けコース(週1回10分)…8,000円/月
・個別指導コース(週1回30分)…12,000円/月
・個別指導コース(週2回30分)…16,000円/月
家庭教師・個別指導塾のノーバスが運営している、インターネットでのオンライン受講サービスです。
パソコンがあれば、都市からかなり離れた地域にお住まいの方でも受講できます。
インターネット授業のため交通費や教材費が入らず、入会金もないので家計的にとても助かります!
基本料金(一般コース)
・小学生指導 50分 2,000〜2,500円
・中学生指導 50分 2,750〜3,500円
・高校生指導 50分 3,500〜3,750円
・入会金 なし
高校2年生向けの勉強のコツ
高校2年生の1年間は、中学時代における中2の1年間と同様に、中だるみの時期と言われています。
その一方で、高2からは対外模試を受け始める高校もぐっと増えます。
高2では新たに社会や理科の選択が決まり、新たな教科を学び決めることも多いですが、とりあえずこの1年間では、数B・数2と英文法に全くついていけない!という状況だけは避けたいところです。
そこで、1学期の間は数学と英語の学習に時間を多めに取ることが勉強のコツです。
また、大学・専門学校入試で上位校を目指したいお子さんなら、高2の2学期から入試問題に触れ始めたほうがよいと思います。
受験したい学校がある程度決まっているなら、その学校の赤本などの過去問題集を購入し、週に1問だけのペースでもいいので少しずつ解き始めてみるとよいでしょう。
高校2年生におすすめの勉強方法は?
早い人なら、すでに高2から翌々年の大学・専門学校受験に備えなければと考えて、毎日勉強時間を確保しています。
しかしながら、ほとんどの人は部活動や学校行事、友達との交友などが忙しくて、毎日勉強する習慣を怠りがちになっていると思われます。
そこで、忙しい中の隙間時間を利用して自分で学習を進められるように自主学習を助けてくれる補助システムの利用が、高2のお子さんには合っているのではないでしょうか。
おすすめの自主学習補助システム
志望校合格までに必要な学習内容を生徒の学力と志望校に合わせて提供する、授業のないネット予備校。
学力テストを受けた後、指定された正しい勉強法で参考書・問題集を自宅で勉強するだけなので、受験勉強で迷うことがなくなります。
基本料金
・入塾金…なし
・高校受験対策講座…12,800円/月
・難関高校受験対策講座…14,800円/月
・大学受験対策講座…14,800円/月
・難関大学受験対策講座…16,800円/月
・私立中高一貫校向け大学受験対策講座…16,800円/月
高校3年生向けの勉強のコツ
高校3年生の1学期の勉強時間は、高2までの学習のおさらいと、暗記に充てるのがコツです。
各教科で暗記しなければならないものは、必ずこの1学期から始めましょう!
1学期の間は、まだ部活動などの学校活動が残っている人がほとんどなので、無理をしない範囲で毎日学習を進めます。
平日は1日1時間程度でも構いません。とにかく毎日復習と暗記を続けることが大切です。
この時期に、復習ノートを作っておくのもコツの一つです。そのノートは2学期以降の受験勉強でとても便利なものとして役立ちます。
そして、夏休みになったら思いきって勉強時間を増やしていきます。
夏休み明けには、指定校推薦の校内選抜、AO入試の準備などが一気にやってくるので、指定校やAO入試を利用したい人は早めに学校を決めておくといいでしょう。
さらに、入試までのおおまかな勉強計画を書いてまとめておくこともおすすめします。
夏休みから2学期にかけての時期は、模試を受けるのと、受験予定の学校の過去問題を解くことで弱点強化をはかります。
模試や過去問題集で実際の問題を解いた後は、間違えた箇所について、教科書を用いて必ずしっかりと復習します。
受験が近づいたら、赤本などの問題集で解答時間を計測しながら解いてみてください。
高校3年生におすすめの勉強方法は?
まだ自分が受験する学校が確定していないうちは、自分の弱点探しとその克服が勉強の中心となります。
そして、受験する学校が決まった後は、その学校の問題集をひたすら解いて、出題傾向と時間配分を把握するようにします。
弱点が分かっていたけれど、それを克服するのか難しい時や、受験する学校の出題傾向や時間配分が自主学習ではどうしてもつかみにくい!という時などは、動画学習や家庭教師を利用してみることも考えてはどうでしょうか。
動画学習では、自分がつかみたいポイント等について繰り返し何度でも講義を聞くことができます。
そして、家庭教師の先生からは、自分の解き方のよくない点を細かく指摘してもらったり、受験に向けて気持ちがくじけそうになった時に励ましてもらうこともできます。
おすすめの動画授業
有名な予備校・学習塾の人気講師の授業が、インターネットを使って自宅でも外出先でも、いつでも何時間でも、何度でも受講できる動画配信です。
小学校1年~高校3年の主要教材を全て網羅しています。
(小学生コースの講義映像は国語と算数のみ。)
基本料金
・入会金…20,000円(税別)
・小学生コース…3,000円/月
・中学生コース…4,000円/月
・高校生コース…6,000円/月
・小中コース…5,000円/月
・中高コース…7,000円/月
・フルコース…8,000円/月
おすすめの家庭教師センター
ノーバスは家庭教師と個別指導塾の両方を運営していて、家庭教師派遣は関東地区に20拠点と、関東地元に密着して展開しています。
教師変更率が1.6%という水準の高さを誇っているところからも、指導に安心感があります。
自宅に来てくれる家庭教師のほかにも、学習プランを立てる専任担任がついてしっかりサポートしてくれます。
基本料金
・小学生指導 90分 4,700〜5,200円
・中学生指導 90分 5,500〜6,000円
・高校生指導 90分 6,600〜6,700円
・センター登録費 税抜 20,000円
・学習サポート費 月3,000円
まとめ
高校の3年間は、過ぎてみれば意外と短いものです。その3年間でしっかりと勉強するためには、自分なりに計画を立て、時間を有効活用することが重要となります。
高校生活で学ぶのは、教科の勉強だけではなく、部活動・運動・友人関係、そして社会性につながる精神や考え方など多岐にわたります。
その中で、受験勉強も含め困難を乗り越えながら勉強していく事は、将来お子さんが生き抜く力を養うことにもつながるはずです!
親御さんにとっても子育ての最終局面に入る時期として、ぜひお子さんの気持ちに寄り添い、その成長を温かく見守ってあげてください。

rain
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